自分勝手な「硫化水素自殺」

全国で相次いでいる「硫化水素自殺」。
「市販の洗剤を調合するだけ楽に死ねる」のが、多くの自殺願望者から支持を得ているみたいです。
生きるのが辛いから、せめて死ぬときくらいは自分の意志で、苦しまないで逝きたい、という気持ちもわかります。
でも、本当に問題なのは、発生した猛毒ガスが流出して巻き添えになってしまった人たち。
楽して死にたいと思っている自分勝手な自殺志願者が、危険を促す紙を出入り口付近に貼ったり、部屋を厳重に閉め切って、せめて迷惑がかからないようにと考慮しても、結局拡散する猛毒ガスには、あまり効果がないみたいです。
結局、多くの周辺住民が避難を強いらてしまう。


どうせ自殺するなら、いっそのこと他人の役に立つ死に方をしろ。
角膜や臓器を提供する意志表示してから死ぬとか、もっと頭を使って死ね。
覇気のない人生だったら、最後くらい人のマネをしないで、オリジナルな死に方を考えろ。
と、言いたくなってしまいます。
このままだと臓器提供を前提とした「自殺支援センター」ができたりして。


夢も希望もある人たちが自殺者の巻き添えになって亡くなったり、重体になったりするのを聞くたびに、自殺志願者が死に至ったざまざまな葛藤さえ、ただのわがままに思えてしまいます。
残された遺族のことを考えると、なおさらです。
自殺は人生における最大の甘え。


かくゆうぼくも、メタボリックを心配していながらも酒はやめないし、間食が好き。その上運動もしないから、ある意味「自殺」に向かって甘えが全開しています。
偉そうなこと、言えませんね。