映画『最高の人生の見つけ方』

話題の映画『最高の人生の見つけ方』を観てきました。
末期ガンで余命半年、共通の運命を宣告されたふたりの男が、本当に大切なものを見つけながら旅をするヒューマンドラマです。


「生と死」「家族愛」「自分の人生に対する疑問」「他人の人生に対する理解」そして「友情」………たくさんのテーマが、ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンというふたりの名優によって、とてもテンポよく描かれて行きます。
セリフの掛け合いにも無駄がなく、本当にあっという間の1時間30分でした。
できることならもっとおふたりに長生きしてもらって、もう30分くらい生きることの素晴らしさ、死に対する思いを教えて欲しかったくらいです。


一緒に鑑賞した女房は、結構泣いていましたね。
主演のふたりより、実業家(ジャック・ニコルソン)の秘書を演じたショーン・ヘイズの名脇役ぶりに、至って感動していました。


監督は『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー
スタンド・バイ・ミー』がかもし出す「間」に、少なからずも心が動かされたという人には、ぜひ観て欲しい作品です。
主人公たちの生き方への賛否は、観る人の年齢によって様々だと思いますが、それはそれでいいんじゃないかと思います。


ところでこの映画、タイトルが説明っぽくて、今ひとつでしたね。
原題の『THE BUCKET LIST(棺桶リスト)』をそのまま使って、『最高のバケット・リスト』とでもしておいた方が、よかったような気もします。
でもバケットだとバケツになっちゃうから、ちょっと抵抗があったのかも。