家庭教育における父親の役割?

中学生の二男が、学校で配布されたプリントを持ってきました。
それを手にした女房が笑いながら、
「どう?、行って来たら?」
って、ぼくにプリントを見せてくれました。
それは、「家庭教育における父親の役割について」というテーマで催される講演会と、パネルディスカッションの案内でした。


父親の役割なんて、他人から教わったり、決まったセオリーなんてないのにねぇ〜。
仕事が忙しいお父さんや、家庭教育に積極的に関わっていないお父さんが対象みたいですけど、そんなお父さんは「日本のお父さん」の典型です。
ぼくの父親もそうでした。
でも、母親は決して父親にあれこれ意見したり、こうしろああしろと一方的に命令したりしなかった。
少なくても子どもの前では、父親の立場を尊重していたんですね。
そして父親も、(子どもの前では)母親に対して決して不満や愚痴はこぼさない。
それだけでいいんじゃないかなぁ。
穏やかな両親の姿こそが、家庭教育の原点だと思いますね。


「家庭教育における父親の役割について」なんていう大袈裟なテーマでディスカッションしなくても、ご両親がお互い思いやってお子さんに接しましょう、それだけで済みそうな気がします。
基本的に、家庭教育に役割なんてないと思っていますから。
………な〜んて偉そうに書いていますけど、すべて自分に対する戒めでもあります。


ところで、このプリントを持ち帰る母子家庭のお子さんの気持ちを考えると、ちょっとかわいそうな気もします。
思い過ごしかも知れませんけど………。