こぢんまりした金八先生

3年B組金八先生」、一応毎週見ているんですけど、今までのシリーズの中で一番スケールが小さいですね。
こぢんまりとしたエピソードの数々が「中学生日記」みたいで、今ひとつ盛り上がらない。
さらに、連続ドラマとして核になっていた「問題提起」がない。


今回のシリーズは原作者である小山内美江子さんを無視して制作されたということですので、それが原因なのか、やたら説教じみていて、ドラマとして素直に楽しむことができないような気がします。
今までのシリーズでも説教はありましたし、その説教が心地よかったんですけど、今回はなんとなく心に届かない………と言いますか、詩などの引用が多すぎて、押しつけがましいんです。


前の回ではひとつになれたのに、なぜか今週はバラバラ………、冷めているのか熱いのか、よくわからない3年B組の生徒たち。
なんとなく迷走しています。
あれもこれもと、たくさんのエピソードはいいから、もっとじっくり練り上げて欲しかったですね。