スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

久しぶりに劇場に映画を観に行って来ました。
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」。
出演者も監督もスタッフもぜ〜んぶ日本人なのに、なぜか全編英語という、話題の日本映画です。
伊藤英明佐藤浩市木村佳乃香川照之桃井かおりなど、実力のある役者たちに、平家と源氏による壇ノ浦の合戦をモチーフにした設定、そして意味深な英語のセリフ…………、これはおもしろいに違いないと、勝手に期待して観に行ったのですが、正直つまらなかったです。


セリフを英語にしたのは、中途半端な「あり得ない舞台」を誤魔化すため。
あれが日本語だったら、もっと陳腐な作品になっていたかも知れませんね。


今までは映画にお金を払っても、多少なりとも価値を見出してきたんですけど、この作品はDVDのレンタルになっても観ないだろうって確信しました。(観てから言うのも変ですけど)
派手なアクションや過激なシーンが好きな人にはたまらないかも知れませんが、設定の裏付けもわからなければ、感動もなにもないこの映画、ソニーピクチャーズの永遠の駄作です。
意味のない無駄なシーンは多いですし、肝心なことは描かれていませんし…………、こんなことなら「HERO」か「包帯クラブ」を観ればよかった。


とにかく後味の悪い作品でした(あくまでも個人的な主観ですので、すみません)。