オークションの地上げ屋

正確には地上げ屋とは言わないのですが、それに近い人物に、オークションで遭遇しました。
それは、出品者とぐるになって、入札者を煽るんです。


例えば200円で出品された商品に入札します。
終了間近、2〜3以上の入札者がいる商品(その時点での入札価格は関係ないようです)に、その人物が参戦してきます。
そして価格を跳ね上げるんです。
終了間近ですから、高値更新された入札者はちょっと焦って、あと100円くらいなら、いや500円は出すぞ、と再び高値を更新します。
そうするとその人物は、あっさり手を引かず、もう一度仕掛けてくるんです。


ぼくの場合、結局200円の商品が2,100円になってしまいました。


なぜその人物が出品者とぐるだとわかったのか、それは、同じ出品者の商品のほとんどに、その人物のIDが入札に参加して、価格を吊り上げていたんです。入札履歴をチェックすれば、それは一目瞭然です。
ぼくのように最後までバトルを繰り広げて、想定外の価格で落札してしまった人もいれば、途中であきらめてしまった人もいます。
でも、表面上落札者となったその人物が、「落札者の都合でキャンセル」すれば、当然次点の入札者に落札の権利が移行しますから、何も知らない次点者は喜んで落札者となるわけですね。
結局、高値で落札したのと同じことです。
その人物さえいなければ、もっと安値で落札できたんですから。


ただ、オークションの過程でそれがわかればいいのですが、終了してからの評価でしか、それを確認することができません。
その人物が出品者と組んで価格を吊り上げた商品は、70点ほどありました。
そのうちぼくのように熱くなって商品を勝ち取った(正確には勝ったとは言えませんけど)落札者が20人ほど、落札者キャンセルで商品をゲットした次点者が30人ほどいました。
評価を入れていない落札者もいるでしょうから、その数は少なくともそれ以上のはず。


多くの落札者がそれに気づいたその段階で、出品者は「停止中」の処置を取り、間もなくIDを削除するはずです。そして新しいIDを取得して、再び別の出品者となることでしょう。
同じように入札に参戦していたその人物も、間もなくIDを削除するはずです。
ま、ぼくの場合、欲しかった商品ですから、そんなに落ち込んではいませんけど、それにしても釈然としません。
出品者のアドレスに文句のメールを入れようかとも思ったのですが、いずれIDを削除するだろうその出品者は怖いモノ知らずです。
逆にこちらに「非常に悪い」という評価を入れる可能性もあります。
それ以前に、証拠がなにひとつない、ぼくの推測ですから、お話にならないでしょう。
皆さんもご注意ください。