ドラえもんの最終話

藤子・F・不二雄氏の「ドラえもん」の最終話を、無断で描いて販売していたとして、田嶋・T・安恵と名乗る男性が、小学館などに売上金の一部を支払って謝罪しました。
インターネットや秋葉原で一冊500円、15000部ほど売れていたといいますから、なかなかの人気です。


結局在庫はすべて断裁されるということですので、ひじょうにもったいないです。
許されることなら、ぜひ読んでみたかったですね。


ところで、著作権を明らかに侵害しているこのような行為は、有名キャラクターをモチーフにした同人誌や、商業出版されているアンソロジーには当てはまらないんでしょうかねぇ。
著作権者から許可は、ぜったい得ていないようなエログロの作品も多数ありますから………。
これから先、アンダーグラウンドの世界で、高値で取り引きされる可能性が高い「ドラえもん」の最終話、小学館にはもう少し寛大な、せめて同人誌並みの扱いにしてほしかったような…………、個人的にはそう思っています。
当然お金を稼ぐのはよくありませんから、売上金をすべて「ドラえもん募金」に寄付するとかね。


でも、ドラえもんを管理している小学館にしてみたら、勝手に最終話が流通してしまったら、これはジョーダンでは済まされませんから、すべて回収・断裁という処置は、当然のことでしょう。
ドラエもんはいつの時代にも、子どもたちに夢を与え続けなくてはいけませんし、終わりがあってはいけない永遠のアイドルです。
結局、小学館が頭を抱えてしまうほど、田嶋氏の「贋作」としてのクオリティが高かったというわけですね。
これがヘタウマだったら、ぜったいに相手にされなかったでしょうから。


う〜ん、ホント、許されることならぜひ読んでみたいなぁ〜。