格安チケットの功罪

一昨日、昨日と出かけて来た大家族旅行、ほぼスケジュールどおり進行して、大したトラブルもなく、無事帰って参りました。
昨年は突然の雪に見舞われて、まさに予想外の展開でしたが、今年は逆に「雨」という予報が見事に外れて、ホントにうれしいお天気でした。


さて、今回の旅行ですが、群馬サファリパークの「ご招待券」をヤフオクで落札できたことに、大きなメリットがありました。
通常の入園料は、おとなひとり2,600円なのですが、「ご招待券」を8枚、4,800円で購入できたんですよ。
配達記録の郵送料と、クレジットカード決済の手数料198円を含めても、ひとり650円で入園できました。
こどもの入園料(1,300円)は割引チケットを使いましたので、17,000円近くお得になったのです。
さらに群馬県立自然史博物館のペア入場券(通常1,200円)も、50円で落札しました。(送料80円と支払手数料108円を含めても238円、う〜ん、お得です)


ところが、届いた群馬サファリパークの「ご招待券」を笑顔で眺めていたら、なんと赤い字で、
「本券は非売品です。ネットオークションで購入されたチケットでの入園はお断りいたします」
ってな文章が書かれてあったんですよ。
当日ちゃんと入園できるかどうか、ちょっぴり不安が生じましたね。
大丈夫だとは思っていたんですけど、もしも問いただされたら「知人からもらいました」って言おうな………と、女房とも事前の打ち合わせをしていたんですよ。
だって出品時の写真では、チケットの文字が判読できませんでしたし、チケット自体が偽造品じゃありませんから、入園を断られることはない、そうは思っていても、なんとなく「(ダフ屋っぽい)違法行為」に荷担しているような後ろめたさがありました。


でも実際は、あっさり入園できましたけどね。


「非売品」のチケットを販売して収益を得ることは、確かに合法とは言えないかもしれません。しかしですね、そのまま捨ててしまわないで、欲しい人に格安で譲るということは、(法で規制されないのを前提として)かなり人情のある行為だと思います。
招待券で入園した人も、おみやげを買ったり食事をしたり、その施設にいくらかのお金を落とすわけですし、実際にそれだけの人数を見込んで「ご招待券」を印刷して配布しているわけですから、それを無駄にしないで使ってもらえることは、施設にも多少なりともメリットがあると思うんですけど…………。
非売品のチケットを入手した人も、それを格安で買った人も、そして非売品のチケットを配布した施設も、誰も損をしない素晴らしいシステム…………、そう思うのは、やはり甘いんでしょうかねぇ〜。