よく噛まないで食べる意義

よく噛んでゆっくり食べる。胃腸の健康を保つためにはとても大切なことです。子どもの頃から母親にもよく言われ続けてきました。
よく噛むことは胃腸をキレイにして、長生きも夢じゃないらしですからね。
でも、作家の五木寛之氏がある雑誌に書いていた文章を読んで、なるほど、こういう考え方もあるのか、って、違う視点で物事を捉えるおもしろさを実感しました。


五木氏によると、人間の胃腸はもともとタフにできていて、かなりの消化能力があるというんですね。
ですから甘やかすのはよくないということで、五木氏は週に何回か、食べ物を噛まないで飲み込んでいるというのです。
消化不良で下痢などになるどころか、胃腸の本来の野生が目覚めて、すこぶる快調なんですって。


よく噛んだ方がいいのか、それとも時々は噛まないで飲み込んだ方がいいのか………、体に与える影響や栄養摂取の効率など、ぼくにはよくわかりませんが、物事を一方で捉えるよりも、こうして違った視点で見るのも、ひじょうにおもしろいですね。
道路に落ちたお菓子でも平気で食べてしまうぼくとしては、やはり五木氏の意見を採用したいです。