夜のピクニック

映画「夜のピクニック」のDVDを、レンタルして観ました。
原作は恩田陸さんの同名小説です。
中学生の次男が文庫本を読んでいたんですけど、たまたまTSUTAYAで「ピクニックの準備」(「夜のピクニック」の前日の日常を描いたオムニバス映画)のDVDを次男のためにレンタルしたんですよ。
一緒に観たんですが、とてもおもしろかった。
いろいろなありふれた「青春」の形が、どんな風につながって行くのか、ちょっぴり重いメインテーマをどうクリアするのか、ぼくは原作を読んでいませんので、本編にすごく興味が沸いていたんです。


それよりもなによりも主演が多部未華子です。
次男の嫁にするなら多部未華子風のしっかりした感じのお嬢さんがいいと、勝手に妄想しておりますので、これはもう観ないワケには行きません。(ちなみに長男には相武紗季風がいいなぁ〜って、これも勝手な妄想です)


それにしても多部未華子の演技って、相変わらず存在感がありますねぇ〜。
でも、映画自体は前編(という言い方が正しいのかはわかりませんけど)である「ピクニックの準備」の方がおもしろかった。
本編を演出した長澤雅彦監督の力不足かも知れませんが、テンポとか間合いとか、もう少し心に届くシーンを工夫できたら、もっといい感じになったと思いますね。
見終わった次男はたったひとこと、「原作の方がおもしろかった」って言い放っておりました。
彼はきっと、原作を超える映像を期待していたんでしょう。


今読みかけの本を読み終えたら、早速「夜のピクニック」の文庫本を次男から借りて読んでみます。
いいのか悪いのか、主人公や登場人物たちの顔や声を、映画の出演者にダブらせて読むことになりますから、より臨場感があるんじゃないかと、楽しみにしています。