この秋の新ドラマ

先週から今週にかけて、この秋もたくさんのドラマが新しくスタートしました。
それにしても今クールほど「見たいドラマ」が揃ったなんて、ぼくにとって珍しいんじゃないかなぁ〜。取りあえず偏見の寸評を。


僕の歩く道
さすがとしか言いようがない草薙剛の演技力。自閉症の主人公を違和感なく扱っていて、静かに心に染み入ってくるドラマですね。
でも、幼なじみの女性の存在がなんとなくしつこい。自閉症に理解を示しながらも、あそこまで献身的になれるのか、「作り物」のイメージが強く残りました。さすがにエンディングではキレていましたけど、それが普通なのに、かえって見ている側にはきつかったですね。


Dr.コトー診療所2006
これはもう原作コミックのチカラがほとんどを決めています。
でも、吉岡秀隆をはじめとする登場人物がすべてが穏やかで、多少のスリルもあるものの、見ていて安心できるドラマです。
特に今回から登場した蒼井優のフワフワしたやわらかな存在が、ドラマをいっそうやさしく包んでいて、いい感じです。


セーラー服と機関銃
薬師丸ひろ子世代のぼくにとって、今回のリメイクでいちばん感動したのは、主題歌が同じだったということ。
高二の長男と一緒に見たんですけど、長澤まさみほどセーラー服が似合う子はいないんじゃないかな、って、ただただ納得しました。
それにしても堤真一の演技はうまいですねぇ〜。ストーリーもおもしろかったです。


鉄板少女アカネ
「ALWAYS・三丁目の夕日」以来、堀北真希には大物の役者になる素質を感じていたのですが、初主演となるこのドラマでの彼女は、ちょっと走りすぎているような気がします。
ま、元気いっぱいのキャラクタを演じているのですから、それはそれでいいんでしょうけど。
ストーリーも子どもっぽいので、途中で見るのをやめました。


のだめカンタービレ
原作どおり女性向きのドラマみたいですが、中年男でも十分楽しめました。
それにしても、今の日本の若手女優でコメディから恋愛ものまで、表情豊かに幅広く演じられるのは、上野樹里しかいないんじゃないかな、って思っています。
映画「スウィングガールズ」「サマータイムマシンブルース」はもとより、スパイになる平凡な主婦(?)を演じた「亀は意外と速く泳ぐ」で、彼女の力量を実感しました。
ストーリーもおもしろかったけど、それ以上に彼女の「表情(=演技力)」を楽しみましたよ。


そして今夜、ぼくが一番見たいと思っているドラマ『役者魂』がスタートします。
いやはや、これほど複数の連続ドラマを見ようとしているなんて、ぼくの歴史始まって以来です。
これではWebサイトの更新が、ますます滞ってしまいそうです。

ちなみに見る前から敬遠したドラマは『14歳の母』と『嫌われ松子の一生』です。
なんとなく敬遠しちゃったけど、どちらともおもしろかったみたいですね。