久石譲氏の愛娘

THE BEST COLLECTION今年の6月に発売された久石譲氏のCD「THE BEST COLLECTION」を、聴きました。
BEST COLLECTIONと呼んでいるわりには、ベストっぽくない選曲に、ちょぴり気が抜けましたね。
まぁ今回のベスト盤、再販も含めた自身のレーベルからの選曲ですから、これはもう仕方がないかも知れません。
それにしても、『菊次郎の夏』のテーマ曲「Summer」が収録されていなかったのが、ひじょうに残念です。あの名曲がないために、BEST COLLECTIONとしての価値がなんとなく薄いものになってしまったような気がします。
どちらかと言えば、4年前に発表されたベスト盤「ENCORE」の方が、個人的には好きですね。

と、CD評はここまでにして、……………実は、この作品集に収録されている「さくらが咲いたよ」をどうしても聴いてみたかったんです。
なぜなら、歌っているのが久石譲氏の愛娘である麻衣さんなんですよ。
久石譲氏の娘さんと言えば、「風の谷のナウシカ」の中で、幼い頃のナウシカ王蟲との回想シーンに流れた「ランランララ〜」で、すっかりお馴染みです。
そのお嬢さんがおとなになって、いったいどんな声で、どんな風に歌っているのか、とても気になったんです。

実際に聴いてみての第一印象は、さすがのひとことでしたね。
難しいメロディーと、幻想的な言葉を、ひじょうにうまく表現しています。
きっとこれからもプロのシンガーとして、様々なプレッシャーがあるかと思いますが、彼女なら聴き手を感動させられる歌をたくさん歌うことができると確信しています。
ナウシカ以来のファンとして、応援していきたいですね。