2時間に渡る議論

先日開催された「ティーンズ・ミュージック・フェスティバル2006」の長岡大会に、長男が組んでいるバンドが参加したんですよ。
地区代表に選ばれたバンドは、東京・原宿での関東大会に出場できるんです。
長男のバンドは 実力も実績も弱いので、当然選ばれるわけがなく、それでも「奨励賞」をいただくことができました。

ぼくも若い頃は作詞家になりたいと思っていた時期がありまして、作詞家の岡本おさみ氏を通して、とあるユニットとデモテープまで行ったことがあったり、某レコード会社のディレクター氏にお会いする機会があったりしたんですけど、成果はサッパリでした。
でも、「うたのことば」に関しては、作詞を全然していない今でも、自分なりの主義主張を持っているんです。

で、「歌詞はストレートな方がいい」と、断固として言い張る長男と、「ストレートなものよりも聞き手が『なるほどな』と思わせる言い回しを勉強しろ」と促すぼくのと間で約2時間、深夜12時近くまで議論(って言うか、言いたいことをただ言い合っただけ)を交わしたんです。
話題は「作詞論」から「戦争の矛盾」にまでに至って、なかなかおもしろかったですよ。

それにしても、長男も成長しました。
自分なりのポリシーをある程度持っていますからね。
それが正しいのか、間違っているのかは、年齢を重ねるとともに自分で判断するでしょうから、ぼくの口からはっきり言うことはできません。ひとりのおとなとしての意見を、指針として伝えるだけです。

でも、言いたいことを言い合える、なかなかいい感じの時間を過ごさせていただきましたよ。