6年ぶりの参加

7月24日から三日間開催された「ぎおん柏崎まつり」。
ぼくの地元での最大のイベントです。
最終日の26日には、Yahoo! JAPAN「花火特集2006」の全国花火大会ランキングで第7位にランクされた「海の大花火大会」も催され、たくさんの観客で賑わいました。

でも、ぼくにとってのメインは、二日目に開催された「たる仁和賀パレード」。
各町内が趣向を凝らした山車や御神輿を作って、市内の中心部をパレードするんです。
ぼくの町内は、子どもたちの数が少なくなったということと、山車を作る場所を確保できないという理由から、ここ数年間は参加していませんでした。

でもでも、祭に参加することの楽しさを子どもたちに教えてあげたい………、という声が町内の人たちから徐々に沸き上がって、今年、6年ぶりの参加を決意したんです。

参加するぞ〜って、勢いはあっても、結局物理的な理由から手の込んだ山車は作れませんので、仏壇店から子ども御輿をレンタルして、それを担がせることにしたんです。
参加できる子どもの数が、全団体の中でも一番少ない弱小チームです。

他の町内は立派な大きな山車を作ったり、大人数で踊ったり太鼓を叩いたり、見せる演出で路上を埋める観客たちを楽しませていました。
ぼくたちの町内といえば、少ない子どもたちが出来合いの御輿を担いで、これまた少ないおとなたちがサポートしている、お世辞でも立派とは言えない団体です。
それでも、不思議なくらい、みんながイキイキしているんですよ。
子どもたちの笑顔が開放的で、すごく前向きなんですよ。………芯からうれしそうなんです。
他と比較する……というものさしは、祭には必要なかったんですね。
人生もそうありたいものです。

それにしても本当に楽しかったなぁ〜。
どんな形であれ、参加しなければわからない爽快感を久しぶりに感じることができました。