江戸川乱歩と少年探偵団

miyajimac2006-06-08

先日、市立図書館で、すっごく興味深い本を見つけたんですよ。
それは、「江戸川乱歩と少年探偵団」(堀江あきこ・編、河出書房新社・刊)というムックです。
小学生の頃、ポプラ社の少年探偵団シリーズを夢中になって読みふけっていましたので、懐かしさがジワジワと沸き上がって来ましたね。

江戸川乱歩の略歴から少年探偵団の誕生秘話、そして挿し絵画家の紹介、掲載雑誌(「少年倶楽部」「少年」など)の再録や付録など、様々な資料をもとに、少年探偵団の魅力を分析しています。
乱歩氏の孫・平井憲太郎氏の随筆「祖父・江戸川乱歩の思い出」も巻末に掲載されており、なかなか奥深く楽しむことができました。

中でも驚いたのが昭和30年代初め、少年探偵団シリーズを、ちばてつや氏や藤子不二雄(A)氏がマンガとして発表していたことです。
単行本として刊行された作品なんですが、なんかすっごく読んでみたい欲求に駆られてしまいましたよ。

未だ自宅には数十冊の少年探偵団シリーズ(ポプラ社)が、埃をかぶったまま大切(?)に保管されています。
小学生時代に憧れていた「かっこいい正義感」に出会うために、もう一度読み返してみようかなぁ〜って、ふと思っています。

でも今読み返したら、かなり強引なトリックに逆ギレしたりして……………。