太蔵議員の盗用事件

自民党・杉村太蔵議員の盗用ブログ事件。
どうでもいい話には違いないのですが、またまたバカぶりを発揮してくれました。
先日の結婚報道も国会議員らしくない言動に呆れ果てましたが、今回の盗用は、おとなとしての良識を大いに逸脱して、「もうどうでもいいや、この人」ってな感じですね。

自分のエッセイから盗用した………、と主張している吉野敬介氏の指摘に、あっさり問題のブログを削除したということは、すでに太蔵氏は自分の非を認めているわけで、今さら何を言っても言い訳になってしまうでしょう。

前回の総選挙で自民党から公認を受けたという太蔵氏の論文も、もしかしたら誰かの論文を盗用したものかも知れません。
今までの言動を見る限り、自分にしか表現できない主義主張をしっかり持っているようには見えませんからねぇ〜。
自分に都合が悪くなるといつも逃げてばかりいるような、そんなマイナスイメージばかり浮かんでしまいます。

最初の頃の天真爛漫なバイタリティには、ちょっぴり期待していたんですけど………。

でも、盗用元である吉野氏の「やっぱりおまえはバカじゃない」の一節と、盗用したとされている太蔵氏のブログを読み比べたら、確かに内容は酷似していますが、同じような経験をした人がいてもおかしくないですし、オチもこれといっておかしくもない、ごく普通のものです。
太蔵氏も突っぱねようとすれば、ごまかすことができたかも知れません。
でもでも、やはり盗用はルール違反ですから。

ただね、ふたつの文章を比べた場合、少なくとも読者を引きつける文章力は、吉野氏よりも太蔵氏の方が上だなぁ〜って感じましたよ。
読みやすいですし、読者に語りかける表現力は、なかなかです。
あんな感じで自民党への論文を書いたんでしょうね。