ヒッキーのネット配信限定シングル

間もなく「それ」が普通の時代になるんだろうなぁ〜………、
でも、最初のうちはコストを低く抑えたい新人やインディーズしか「それ」をやらないんだろうなぁ〜………、
って思っていたら、宇多田ヒカルがやっちゃいましたねぇ〜。ネット配信のみの楽曲販売。

ヒッキーの次の新曲はCDでは発売せずに、ネットでしか入手できないというこの試み。
試み自体は素晴らしいけど、インターネットやケータイを持っていない人には、絶対聴くことが許されないワケで…………、TSUTAYAに行ってもレンタルできない間口の狭いこの現実。
やっぱ仕方ないんでしょうね。
いろんな意味で効率がいいですし、コストも最小限に抑えられますから。

でも、このニュースでたくさんの業界が慌てているでしょうね。
CDのプレス工場はもとより、プラスチックケースの製造会社や印刷会社、そして販売店レンタルショップ
アナログレコードからコンパクトディスクに移行した時よりも、その影響は広く、大きいはずです。

ぼくたちのような40代の世代には、やはりCDという質感に価値観を抱きますが、10代の息子たちにとっては、読んで字の如し、「音」を「楽」しめればそれでいいワケです。
音が良くなくちゃダメだとか、オリジナルのきれいな歌詞カードが絶対必要だとか、そんなコトは関係ないみたいです。

ヒッキーが先導したネット配信限定のシングル。
たくさんのアーティストやレコード会社が刺激を受けて、加速することは間違いないでしょう。