値段がマヒしたふたつの体験

今年の大型連休、そのほとんどが仕事だったんですけど、二日間ほど休みがとれたんです。
せっかくの連休ですので、せめて一日くらいは家族で一緒に過ごしたいなぁ〜、って思ったんですけど、次男は部活動(テニス)の練習試合で市外に遠征したり、長男はバンド仲間との練習で………、結局みんなで揃って休むことができませんでした。

それでも7日の日曜日は、次男と小学生の甥っ子・姪っ子、そして女房の5人で、昨年も訪れた軽井沢・プリンスショッピングプラザに出かけて来たんです。

普段は結構値札を気にして買い物をしているこのぼくでさえも、ああいったスペースに身を投じると、5,000円のTシャツもそんなに高く感じなくなってしまうから、なんとなく不思議です。
半分見栄も張っちゃうんでしょうけどね。

値段がいい感じでマヒするといえば、はなわのコマーシャルが結構耳に残る『雪国もやし』。
雪国もやしはめちゃめちゃ高いから〜、絶対買うなよ」
と、熱唱するはなわ
メーカーである雪国まいたけによると、「高い」のは「商品に対する理想なんたら」で、「値段」ではないらしいんですけどね、コマーシャルだけだと絶対に「値段」が「高い」って感じてしまいます。
ぼくもそう思っていました。

で、近所のスーパーマーケットに女房と一緒に買い物に出かけたら、『雪国もやし』が売っていたんですよ。
はなわの歌声をBGMに。
そして値段を見た女房は、「そんなに高くないね」と呟きながら、商品を二袋、ショッピングカートに収めました。
つまり、「値段が高い」という先入観が、実際に商品を見たとき、「思っていたより安い」と思わせるんですねぇ〜。
そして、どうせ買うならコマーシャルではなわを起用するくらいのメーカーの方がいいかな〜、っていう安心感も荷担して、つい買っちゃうんですね。

自分から値段をマヒさせて、販促につなげる、これが確信だったら………ある意味すごいです。