アニメをじっくり楽しめるフィルムブック

アニメーションをマンガ形式に再編集したフィルムブック。
「フィルムブックを読むヤツは、真のアニメファンとは言えない」
と、アニメ評論家っぽい人が、なにかの本で書いていましたが、確かに一度見たアニメーションを、静止画で見直すことは、あまり意味がないことかも知れません。
ぼくも最初はそう思っていました。

でもね、近所のブックオフで、「千と千尋の神隠し」のフィルムブックが一冊105円で売っているのを見つけてね、ついつい全巻買ってしまったんですよ。
読んでみたら、これがなかなか面白いんです。
ストーリーやコマ割りがどうのこうのというよりも、美しい背景や、細かい所まで描き込まれた建物などをじっくり見ることができますから、それが楽しいんです。
動画だとどうしても見落としていた数々の場面を、自分のペースで見直すことができますからね。

言ってみれば、背景を描いたアニメーターの丁寧な仕事ぶりを知ることができる、とても貴重な機会です。

で、調子に乗って「耳をすませば」のフィルムブックを、同じブックオフで、105円で買ってきたんです。
1〜3巻までの三冊。
ところが………、3巻目で完結だと思っていたら、実際は4巻まであったんですよ。
中味をよく見ないで買ってしまいました。

お金を払って新品の4巻を買うのも、なんとなくシャクです。
かと言って、このまま3巻で諦めるのもなんかイヤですし。

ブックオフに出かけるたびに、4巻が105円で売っていないか、探しています。
でもホント、「耳をすませば」の背景って、すっごくよく描けていて感動ものですよ。
それ以上にリアルな背景が、宮崎駿監督を激怒させたジブリ若手集団の秀作「海がきこえる」ですので、そちらのフィルムブックも、105円で売っていないか探しております。

ネットオークションだと、送料や振り込み手数料がかかりますから、定価とほとんど変わらないんですよね。