壮大な古代エジプト展

新潟市伊勢丹で開催されている「古代エジプト展〜甦る5000年の神秘」を、女房と長男の三人で見てきました。
この展示会は、ドイツ・ヒルデスハイム博物館が所蔵している古代エジプト人のレリーフやアクセサリーなどが数多く展示されていて、当然ながらドイツまで行かなければ決して見ることができない貴重な催しです。

5000年の時を経て、今こうして目にすることができる「死者への思い」。
日本初公開の子供のミイラやミイラマスク、そして神々を具象化した数々のレリーフを見ているだけで、なんとなく壮大な人間の英知を感じます。
そして、古代人が残したミステリーとメッセージに、計り知れない感動を受けました。
具体的にどんな感動なのか、うまく言うことができませんが、本来なら見ることができなかったレリーフたちに出会えたことが、単純にうれしかったんですね。

それは人との出会いにもよく似ています。

さて、その会場ですが、土曜日ということもあって、かなり混雑していました。スケールが大きい展示会なのに、会場内はこぢんまりしていて、天井も低くて…………、やはりこの手の展示会はデパートの催し場などではなく、ちゃんとした博物館かなにかでやって欲しかったですね。
内容が素晴らしかったので、なおさらそう感じてしまいます。
買い物途中のお母さんが連れてきた小さなお子さんの泣き声も、ちょっと気になりました。
やはり専用の託児所の準備もして欲しかったですね。


さて、帰りにデパ地下の食品街で、つい見栄を張っていろいろ高い食材を購入したのですが、有名な中華レストランのブースで、100g 500円の、とてもうまそうなエビチリを200g買ったんです。
200gだと少ないなぁ〜って、地元のスーパーで、100g 150円のエビチリを同じく200g買って帰ったんですよ。(ちなみにエビチリはメインではなく、あくまでも一品です。エビチリ400gが家族6人の夕食のおかずだったら、ちょっとさびしいですからね)
で、次男や両親に、どっちが高いエビチリかテストしようとしたんです。
ところがその差は、見た目も味もまったく違っていましたので、100%の正解でした。
やはり高い食べ物には、それなりの価値や満足が付随するんですね。
100g 500円のエビチリ、本当にうまかったです。
あんな高級品、しばらくは食べられないんだろうなぁ〜。