THE有頂天ホテル

大ヒットしている映画「THE有頂天ホテル」を観てきました。
博士の愛した数式」とどちらを観ようか、かなり迷ったのですが、なんとなく三谷幸喜に誘われて、観てきました。

複数のストーリーがテンポよく同時進行する爽快感は、さすが三谷幸喜の脚本。ハプニングの数々も、ありそうでなさそうで、実におもしろかったですね。
あれだけの豪華な俳優たちがキャスティングされているのに関わらず、そのすべてがハマリ役というのも、ある意味すごいです。

ココリコの田中直樹の意外な出演にちょっぴり驚いたり、
オダギリジョーの渋い(?)演技力に感心したり、
YOUの歌がとても色っぽいコトに感激したり、
大技・小技の連続で、2時間16分という時間があっという間に過ぎました。

役所広司が演じた「男の見栄」も、恥ずかしいくらいに強調されていて、まるで自分のことのようにドキドキしちゃいましたよ。
基本はコメディーでありながら、しっかり生きる力も伝えてくれます。

一緒にこの映画を観た女房が、帰りの車の中でこう言いました。
「ハリウッドでリメイクされたら、おもしろくなりそうだね」
うん、確かに。
スケールの大きなホテルを舞台に、アメリカならではのハプニングを観てみたい気がします。
そうなると、主演はやっぱりリチャード・ギアがいいなぁ〜。