歌は世につれ

「〜ザ・ヒットメーカー〜作詞家・阿久悠40年記念企画」を見ました。
正直圧巻でしたね。
たったひとりの作詞家だけで、3時間30分という長丁場の特別番組が組めるなんて………、それだけ阿久悠という作家の作品が、多くの皆さんから愛されたというコトでしょう。

番組を見ながら、
「あ、あの曲も阿久悠が書いたのかぁ〜」
って、思わず驚いてしまった作品もいくつかあって、幅広い「レパートリー」には、改めて感心しました。
そして、字幕に流れる歌詞を読みながら、
「この曲は、本当はこんなコトを言いたかったんだなぁ〜」
って、若い頃はよく理解していなかった歌詞の深い意味も、ようやく理解するコトができましたね。

「歌は世につれ、世は歌につれ」
よく言われている言葉ですが、その意味をこの年になって実感しました。

阿久悠の数ある作品の中で、やはりぼくがいちばん好きなのは「あの鐘を鳴らすのはあなた」。
「あなたに会えてよかった
あなたには希望の匂いがする」
こんなフレーズを、ぼくと出会ったみんなから言われるような、そんな生き方をしたいですね。