クリスマスの約束

TBSで放映された小田和正のライブ番組「クリスマスの約束」を見ました。

ぼくが高校生の頃、友人がオフコースのファンで、その時に聞かせてもらった「老人のつぶやき」というラブ・ソングに強い衝撃を受けたのを、ふと思い出しましたよ。
あの曲はすごかったですね。
「私の好きだったあの人は、もう死んでしまったかしら」
という、当時聞いたことがないリアルな歌詞が、とても強烈なイメージを与えてくれました。

あれから四半世紀以上経った今、未だ現役として活躍している小田さんのバイタリティは、正直とてもうれしいですね。

今回放送されたコンサートで、いちばん心に残ったのは、ジローズの名曲「戦争を知らない子供たち」と、子どもたちの澄んだコーラスがとても印象的な「生まれ来る子供たちのために」。
この二曲を続けて歌ったコトに、小田さんの強い反戦の意志と、地球に生きている子どもたちは、みんな同じ平和を共有するべきなんだ………という、温かいメッセージが伝わってきました。

うん、歌っていいなぁ〜。
しみじみ実感しました。

そして何よりもうれしかったのが、お客さんのほとんどが中高年のおじさんやおばさんだった………ってことですね。
時折映る観客席で、いい年をしたおじさんが口パクで歌詞を口ずさんでいたり、おばさんが涙を流しながらリズムをとっていたりして、なんか感動しちゃいましたよ。

ぼくたちの懐メロ、ニューミュージック。
今もこうして現役のアーティストで聞くことができるなんて、とっても幸せです。