耐震強度偽装のホテル

波紋は全然おさまらない耐震強度偽装問題
渦中の木村建設が施工したホテルに、今度は姉歯建築士以外にも鉄筋量を偽装した建築士がいるらしいですね。
これから年末年始にかけてたくさんの需要が期待されるホテルだけに、関係者の皆さんはやりきれない怒りと共に、どうしようもない戸惑いで不安な年の瀬を迎えているコトでしょう。

マンションと違ってホテルの場合、長いスパンで収益の回収を見込んでいますから、営業できない期間が長いほど、それは即・死活問題になってしまいます。その上、従業員の皆さんも最悪の場合解雇されてしまうかも知れません。
その辺の補償も考えると、その金額は相当なものになるでしょう。

木村建設や総研、そしてヒューザーの連中は、小学生でも「悪い」とわかる行為を、なぜ平気でるコトができたのでしょうか。
その辺の屈折した考えの過程を、しっかり追求してほしいものです。
そして、事件に関係者した連中をすべて、貧困な国を復旧するためのボランティアとして派遣して、一生、無報酬で尽くしていただきたいものですね。
雨風をしのげる刑務所で、ちゃんと食事も用意されて暮らせるなんて、あの連中にはもったいないですよ、ホント。

あ、あいつら、まだ犯罪者として捕まってはいないんでしたね。ちょっと先走りでした。


ホテルと言えば、我が家にはこんなエピソードがあるんですよ。
ずいぶん前のコトなんですが、家族で幕張プリンスホテルに泊まったんです。
客室の壁をじ〜〜〜っと見ていた長男が、おもむろにこう言いました。
「この部屋の壁、うちのトイレと同んなじだ………………」
ってね。
つまり、プリンスホテルの壁紙と、我が家の便所の壁紙が、まったく同じだったんですね。
プリンスホテルがゲストを迎える部屋の壁が、うちでは便所の壁です。
ちょっとした優越感を感じましてね、なんとなくうれしくなっちゃいました。