防犯カメラよりも地域住民のチカラで

今日は朝から雪が降り積もって、今年いちばんの雪景色が広がりました。
明日はもっと寒くなるというコトですので、いよいよ本格的な冬がスタートしてしまいました。
いやだなぁ〜。
でも冷静に考えれば、山に降り積もった雪がやがて水になり、川を流れてダムに溜まるワケですから、夏の飲料水を確保させるためにも、やはり雪も必要なんですよね。


さて、先ほどYahoo! Newsを見ていたら、
「通学路のカメラ設置を批判 田中康夫長野県知事
というタイトルで、こんな記事が配信されていました。

『広島、栃木両県で起きた女児殺害事件を受けて小坂憲次文部科学相が「通学路や校門へ防犯カメラを設置するなどの対策を協議する」と発言したことについて、長野県の田中康夫知事は12日、県議会での答弁で「カメラをつけたからといって安全が守られるわけではない。子どもらしさも奪われかねない」と批判した。
県教委の試算では、中山間地域が8割を占める長野県内の小、中、高校など計702校に4台ずつカメラを設置すると、経費が計約8億4000万円に上る。田中知事は「これだけの費用があれば警備員や警察官も増やすことができるかもしれない」とも述べた。(共同通信)』

確かに防犯カメラが設置されれば、小学生を狙ったこの種の犯罪は起こらないかも知れません。
でも常に監視されているというコトは、「守られている」のと同時に、「見られている」という不快感が常にあるワケです。

コンビニや街のショップでも、万引きや強盗を阻止するために防犯カメラが活躍していますが、それはあくまでもお店の経営者が「自己防衛」のために設置しているワケですね。
子どもたちの安全を確保するコトは確かに大切ですが、 それを公費で、防犯カメラによって管理しようというは、あまりにも単純な発想で、とても文部科学相の発言とは思えません。
防犯カメラのメーカーから政治資金でも献金されているんでしょうかねぇ〜。まさかね。
カメラを過信するのも危険ですし、壊れたり壊されたりする可能性も十分あるわけです。

なんでも機械に頼らないで、子どもたちの安全は地域住民のチカラで守る………、どうせならそんな活動のために資金を提供した方がよっぽどいいんじゃないかなぁ〜。

なにかと問題発言をしている田中知事ですが、今回の批判には、すこぶる共感できました。