小泉劇場と小泉チルドレン
今さらながらですみません。
先日発表された「流行語大賞」で、「小泉劇場」という言葉が選ばれましたが、なんであの言葉が流行語なのか、よくわかりません。
今までず〜っとそのコトを考えていたワケではないんですけど、いくら考えてもわからないんです。
正直、ぼくはあの言葉を今まで一度も使ったコトはありませんし、我が家のだれも口にしたことはありません。
さらに、職場の同僚や友人たちとの会話の中でも、一度も出たコトはありませんでしたし、聞いたのはテレビの報道番組くらいです。
そもそも流行語というのは、誰もが耳にしたり口にしたりできる、「大衆」から共感を得た言葉でなくてはいけないはずです。
その点「想定内」はまさに流行語としてふさわしかったですね。
でも「小泉劇場」は、今年いちばん国民を惑わした言葉ですので、あんなカタチで評価するのはちょっとイヤでしたね。
イヤと言えば「小泉チルドレン」。あの言葉も気持ち悪い。
だれかがテレビで言っていましたが、総選挙で初当選した自民党の新人たちは「小泉チルドレン」ではなく、「郵政民営化チルドレン」である、と。
まさにその通りですね。
郵政民営化がなかったら、きっと当選できなかった人たちばかりです。
自分たちのコトを「小泉チルドレン」と呼ばれて文句も言わないんですから、小泉首相が勇退したら、当然一緒に辞めるんでしょうね、きっと。