自民党のかわいいペット

自民党の立党50年を祝うイベントで、高らかと「立党50年宣言」を読み上げた杉村太蔵議員。
なんで彼が登場したのか?
日本一の太鼓持ち………じゃない、日本一のイエスマン武部幹事長の後を継ぐのは、これはもう太蔵氏しかいないんじゃないか、って、マジに感じましたよ。

衆院選比例区で思いがけずに当選してしまった彼が、裏声で連発したあのストレートな感想は面白かった。
最初はなんだ、こいつ、と思ったんですけど、あの「声」こそが、庶民の正直な気持ちだったんですね。
あの調子で、ガンガン庶民に政治というモノを近づけてくれたらいいのになぁ〜………、と思う間もなくかん口令が引かれてしまって…………。
それでも政治の基礎を一生懸命学習するという姿勢には、共感したモノでした。

ところが、目立ちたがり屋の「元気なニート」くんや、「明るいフリーター」くんたちを集めて、ワケのわからない会合を開いたり、まるで巣鴨を歩く氷川きよしみたいにおばさんの人気を独占したり、なんだかおかしな方向に教育されているみたいです。

挙げ句の果てが、自民党50年記念大会での代表スピーチです。

小泉チルドレンには優秀なお子さんがたくさんいますから、せめて太蔵氏だけは自分の疑問をストレートに声にして、やんちゃだけど共感できる、そんな政治家になって欲しかったですね。
でも、もう応援する気もなくなっちゃいました。

あの破天荒な発言の数々、あれはもう一生封印するんだようなぁ〜。
小泉首相武部幹事長のもとで、「自民党」として恥ずかしくない、立派な政治家を目指してください。
そして、自民党のかわいいペットとして、せいぜい人気取りにがんばってください。