松谷卓氏の映像音楽

映画「タッチ」や「今、会いにゆきます」、そしてテレビ番組「大改造!! 劇的ビフォー・アフター」などの音楽を担当している松谷卓(まつたに・すぐる)氏のベスト・アルバム「映像音楽集」を聴きました。

まだ26歳という若さで、どうしてここまで人の心をじ〜んと揺さぶる曲が書けるのか、正直驚いています。
特に「今、会いにゆきます・時を越えて」を聴いていると、映画のサントラでありながら、映画のシーンよりも先に思い描いてしまうものがあるんですよ。
それは、ぼくが今までに出会い、そして別れてしまった人たちの顔や思い出。
それらがリアルに頭に浮かんでくるんです。

言葉を持たないイージーリスニングが、言葉を越えたメッセージを広げてくれる………、こんな経験は久石譲氏や千住明氏の作品にも感じたコトがなかったですね。
まさに映像音楽です。

ちょっと褒め過ぎかも知れませんが、名前を聞いただけで聴きたくなる、そんなアーティストに、久石譲氏以来、久しぶりに出会えました。