タリウム女子高生事件に思う雑感

実の母親をタリウムで冒そうとした女子高生の事件………、人の命をまるでホビーのように扱っているその精神年齢の低さには、もう言葉を失うくらい呆れてしまいます。
でも、「毒」にしろ「暴力」にしろ、他人の命を尊重しない子どもたちが増えているという現実は、たぶん少子化核家族が進むに連れて増加して行くんでしょうね。

ところでこの事件、少年犯罪の怖さよりも恐ろしいのは、
「必要な書類にサインするだけで、人を殺すコトができるだけの毒物を、簡単に入手できる」
という、事実です。

自爆テロよりも簡単に人を抹殺できるんですからね。

きっとこの事件をキッカケに、劇薬に対する取り扱いに大きな規制が検討されるコトになるでしょう。
でも、規制をかけるコトよりも、
「劇薬で人の命を奪うことの卑劣さ」
を、なんらかの形で定着させるコトができれば、規制も必要ないワケで…………。

たった80年位しか生きるコトができない人間の命を、頼まれてもいないのに奪ってしまう、その醜さを、戦争も含めて、本気で考えないと…………。
幼い頃から英語や数式を教えるコトも大切かも知れませんが、命の尊さを先に教育しないと、自分の痛みしか主張できない子どもたちがどんどん増えちゃうんでしょうね。