クレイマーっぽい人

今日、職場に「クレイマー」っぽい男性がやって参りました。
詳細をそのまま書いちゃうと、なんとなく生々しくなってしまいますので、例え話として書いてみます。


とあるおもちゃ屋さんに、3歳くらいの女の子とお母さんが買い物にやって来ました。
ディスプレイとして飾ってあった犬のおもちゃを見て、犬が嫌いな女の子は突然泣きだしてしまいました。
それを見た店員さんは、泣いている女の子をなだめようと、あれこれ言葉をかけたりしましたが、女の子は泣き止みません。
お母さんは、泣いている娘のことなどおかまいなしに、テレビゲームのコーナーを散策しています。
それを見た店員さんは、おもわず呆れてしまい、思わず大きなため息をついてしまいました。
そのため息を聞いたお母さんは、いきなり女の子の手を引っ張って、怖い顔をしてお店から出て行ってしまいました。

翌日、お母さんから話を聞いたというお父さんが、なぜか怒りながらおもちゃ屋さんにやって来ました。
そしてこう言ったのです。

「お宅では泣いているうちの娘を見て、呆れて大きなため息をついたそうではないか。
泣いている子どもの気持ちを考えないなんて、よく客商売ができたものだ。
もう二度とお宅を利用しないからな」

なんなんでしょ、この夫婦。
きっとお母さんは、店員さんの言動だけをお父さんに話したのでしょう。
なぜ娘さんが泣いたのか、そしてその時自分は何をしていたのか、そんなコトは曖昧にして、他人の悪い点ばかりを誇張して話したんじゃないかなぁ〜。
それを真に受けたお父さんが、感情の赴くままにお店に怒鳴り込んで来たというワケです。

もしかしたら女の子が泣いてしまった原因も、
「娘が飾ってあるおもちゃに触ろうとしたら、いきなり怒られた」
な〜んて言っているかも知れません。


ま、こんな感じのお話なんですけどね。
とにかく後味が悪くて、直接関わっていなかったこのぼくでさえ、なんかアタマに来ちゃいました。
逆に、もう二度と来るな、ってその男性の家に押し掛けたくなっちゃいましたよ。