新潟県中越地震から早一年

昨年新潟を襲った中越地震から、早一年。
たくさんのメディアが、被災地の今の現状を伝えています。

地震が発生した半年くらいまでは、「まだ半年しか経っていないのかぁ〜」って、かなり時間の流れに余裕があったのですが、こうして一年が過ぎようとしていると、「ああ、もう一年も経ってしまったのかぁ〜」って、まるで昨日のように「あの日のこと」を思い出してしまいます。

職場で地震を迎えたときのあの恐怖心。
停電で信号機も効かなくなった真っ暗な道を、車を走らせて家路を急いだときのあの不安感。
家に着いたとき、家族の無事な姿を見たときのなんともいえない安堵感。
暖房も効かない寒い家に中で、ろうそくの灯りを囲んで家族で食べたおにぎりの味。
小さな揺れや大きな揺れを感じるたびに励まし合えた家族のありがたさ。
停電が修復されて、家に灯りが戻ってきたときのあの喜び。

すべてが鮮やかに思い出されます。

ちょうど一年前の「土曜日」、誰もが週末を楽しんでいたその夕方に、地震が発生しました。
一年も経っているのに、未だに仮設住宅で生活している被災者の方もたくさんいます。
「日曜日」の予定を実行できないまま亡くなってしまった人も多いことでしょう。

あの地震のときに体験した数々の気持ちを、常に忘れないように生きて行きたいですね。