時間の感じ方

禁煙生活を始めて、やっと5ヵ月が過ぎました。
もう一年以上も前から禁煙しているんじゃないか……という錯覚に陥ってしまうくらい、時間を長く感じております。

時間の感じ方と言えば先日、目を閉じて60秒、時間を数えてみたんですよ。
「あと1分だけ寝かせてくれぇ〜」という、朝の何気ないひととき。
自分では60秒だと思って目を開けて、時計を見たら、すでに1分を10秒も過ぎていました。
つまり、自分が感じているよりも10秒も早く世の中は動いていたワケです。
それが2分なら20秒。
10分なら100秒(1分40秒)、1時間なら600秒(10分)も世の中が先に進んでいるんですねぇ〜。
それがなんとビックリ、何回試しても、ぼくの心の時計は5秒から10秒も遅いんです。
意図的に早く数えればそれなり早くなるんですが、無意識に数えると、いつも世の中よりも遅い。

年を取ると時間を早く感じると言いますが、その実体はまったく逆で、時間を遅く感じるから、周りの流れが早く見える、というのが正しい言い方なんですね。

仕事が忙しいとか、そんなモノは関係なく、ただ単に感じ方が遅いんです。脳の退化のひとつですね。

若い頃は時の流れを早く感じていましたから、なんとなく時間に余裕を持って、充実感を得ていたのでしょう。

性分やその時の状況次第で変わってくるかと思いますが、やはり年寄りは時間をうまく操れないという、哀しい現実があるみたいです。
普段は時間の流れに付いていけないのに、「禁煙」という「偉業」を成し得たら、たった5ヵ月を都合よく一年以上だと感じてしまうなんて………。

どっちにせよ、なんか時間をもったいなく過ごしているような気がするんですよね。
自分でもよくわかんないんですけど。