電車男

今日の「電車男」、よかったですねぇ〜。
山田氏がエルメスの両親に「子どもは親の笑顔を見ていると、なんとなく一緒に笑ってしまうんです」って、淡々と語るセリフ、思わず聞き入ってしまいましたよ。
生活が豊かなじゃなくても、日常の中で出会う穏やかなシーンの数々が、子どもたちにとって一番しあわせなんだと、改めて気づかせてくれます。

そう言えばぼくたちおとなは、本来くつろぎの場である「我が家」でも、子どもに小言を言ったり、親同士でいがみ合ったりしている時って、結構ありますよね。
子どもが何かを伝えようとしゃべっていても、真剣に聞いてあげなかったり…………。

子どもたちの笑顔って、マンガやテレビ番組などで「笑わせてもらう」ものよりも、やはり親や家族との会話の中で自然にあふれ出す方が、何倍もステキなんですよね。
そして、両親が笑っているだけで、なんとなく安心できるんです。
そんな普通のコトを、嫌味なくしっかり伝えてくれるなんて、ホント、いいドラマです。

思えば「オタク」ほど、純真で真っ直ぐな若者っていないかも知れないなぁ〜。
常に流行に敏感で、それでいて自分にそれほどの信念もなく、さらに世の中を横から見ているだけですべてわかったような顔をしている若者って、結構多いですからね。

それにしても、劇中に登場しているエルメス、あんな性格の女性がいたら、ホント、付き合いづらいだろうなぁ〜。
なんか高尚過ぎて、ぼくはダメですね、あの手の女性は。