ホリエモン氏に同情票

そりゃぼくは、どちらかと言えばホリエモン氏のコトがあまり好きではありません。
でも、今回の衆議院総選挙で、広島6区から出馬したホリエモン氏に対する民主党小沢一郎氏の発言を聞いていたら、なんとなく民主党の度量の小ささを感じて、ホリエモン氏に「同情票を一票」投じたくなりましたよ。(あ、もちろんぼくは広島県民ではありませんので、投票なんてできませんけどね)

ぼくがそう感じたのは、広島6区から立候補する民主党公認の佐藤氏の応援に訪れた小沢氏の演説。ホリエモン氏を非難するコトで、佐藤氏を持ち上げていたのを見て、なんかどうしようもないイヤラシサを感じました。

ドラえもんだか、土左衛門だか、ホント訳のわからない人が、この皆さんの地に降り立った。
この人は今まで政治をバカにしてきた。まったく関心を持っていなかった人です。結局は自分の名前を売るだけのためだ。売名の政治家なんぞいらない」(日刊スポーツ紙より)

確かにホリエモン氏の立候補には、賛同よりも非難の声の方が大きいです。
でも、政策の違いを訴えるのではなく、同じフィールドで勝負を挑んでいる相手の弱点を「こき下ろす」コトで、自分たちの正当性を棚に上げる………。
なんとなくイヤなんですよね、そういうの。
政治の世界に限らず、スポーツでも芸能界でも、身近な社会でも、そういうコトをされると、嫌悪感を覚えてしまいます。
他人を避難するコトで、自分たちのイメージをよくしようなんて…………、特に小沢氏ほどの大物政治家がそんなコトを言っているんですから、笑うに笑えません。

ホリエモン氏のコトをあれこれ避難する時間があったら、もっと訴えるべき事柄がたくさんあったかと思います。
そう言えば、同じ民主党田中真紀子議員も、「政策の違い」よりも、人(小泉首相など)の弱点を大げさに突くコトで人気があったけ。
他人の避難をするだけなら、ぼくたち素人にも存分にできますので、もっと真剣に日本のビジョンについて語って欲しいですね。