不平等のメリット

先日放送された細木数子さんの『ズバリ言うわよ!スペシャル。
100人の女子高生を相手に、熱弁を振るっていましたねぇ〜。
占いは信じないけど、細木数子さんの人間性には惹かれるところがある、と、以前から言っていた女房と一緒に、この番組を見ました。

なるほど、細木さんの言ってるコトは極めて正しいコトばかりです。
特に感心したのは、「男女平等は正しくない」………、という発想。
「男女平等」って、一見まともな考え方ですが、逆にそれがデメリットにもなるという考え方です。
男性には男性の、女性には女性の、それぞれの特性がありますので、それを一概に「平等」にしてしまうと、お互いを尊重する気持ちさえも失せてしまう。

確かにそうですよね。
ぼくが女房をスゴイと思うのは、ぼくにはスムーズにできない家事を、難なくこなしたりしているところ。
それを「男女平等」だからと、ぼくにも家事を強要されたら…………、ちょっと困ってしまいます。
ぼくが料理や洗濯をするのがとても大好きだったらいいんですけど、あいにく苦手なんです。
逆に、女房よりもぼくの方が長けている分野もあるわけで、それを「男女平等」だから言って女房にも押しつけたら、きっと離婚への第一歩を踏み出すコトでしょう。

「男女不平等」があるからこそ、お互いのデメリットを助け合い、メリットを認め合って、うまく付き合って行けるんですね。
そう言えば日本の離婚率が増えたのも、「男女平等」が広く訴えられた時期からのような気もします。

番組の中で細木さんは、「老若男女が平等だったら、シルバーシートも平等じゃないし、電車の女性専用車両も平等じゃない。平等ばかり主張したら、かえって不幸なコトが多い」というようなコトも言っていて、久しぶりに考えさせられましたよ。