小林興起議員vs小池百合子議員

郵政民営化の法案に造反した議員たちを「自民党」として公認しない、という小泉首相のやり方に、衆議院造反議員たちは慌てている様子です。
造反の先鋒となった小林興起議員の東京10区に、環境相小池百合子議員が「自民党公認」の対立候補として出馬するというコトで、ますます造反組は大慌てです。

大御所・亀井静香議員もご立腹で、当の小林議員も「これは自由民主主義に反する」とか、たわけたコトを言っています。

ぼく自身、郵政民営化には反対でも賛成でもなく、今の暮らしが少しでも良くなるのなら改革も必要だと思っていますので、とりあえずこの法案には、中立的です。(無責任ではなく、善し悪しの度合いが、反対賛成、どちらにもあるというコトです)

小林議員や亀井派の方々が口にしている「自由民主主義」を本当に活かすのなら、この場合、やはり対立候補が必要なワケです。

だって、小林議員も「民営化反対」。
民主党共産党の候補者も「民営化反対」。
そんな選挙区で暮らしている東京10区の有権者は、誰に投票しても「民営化反対」です。
では、民営化に「賛成」している有権者は、誰に投票すればよいのか?

おのずと出てくる答えは、「民営化賛成」を唱えている対立候補の出馬です。そうしなければ、賛成している有権者の考えは反映されず、まさに「民主主義」に反します。
それも、小林議員のように著名な候補者には、それなりの対抗馬が必要なワケです。

ですから、小泉首相が下した決断自体には、なんの問題はないと思いますね。(あくまでもこの騒動に対する主観です。正直な気持ち、ぼくは自民党小泉首相もあまり好きではありませんから)

結局この騒動でぼくが受けたのは、小林興起議員が自分の立場を正当化させるためなら、なりふり構わずペラペラとしゃべるという、なんとなく軽い、情けないという印象でしたね。(後援者の方々もそう思っているんじゃないかなぁ〜)
堂々と黙して語らず………、そんな一面があった方が、信頼性が増すと思うんですけどねぇ。