熱中症と平均寿命

ホント、毎日暑い日が続きますねぇ〜。
数年前までは、ほとんど誰も使わなかった熱中症というコトバ(昔は単純に熱射病って言っていました)も、今ではすっかり常識になって、ただ散歩しているだけなのに、飲料水のペットボトルを持ち歩いている人も、珍しくありません。

ぼくたちの世代が学生だった頃、スポーツの時に水を飲むのは「厳禁」でした。
その理由は、なるべく無駄な汗はかかない方がいい………という、間違った常識が基にあったようです。
飲み物はうがいをして、喉を潤したらすぐに吐き出す………、その方が体力の消耗を抑えられると信じられていたんですね。
今そんなコトを実践したら、指導にあたっている先生は、非難囂々です。
でも、そんな間違えた知識を実践していても、あの頃の若者は簡単に熱中症にはならなかったように思います。
やはり「地球温暖化」による紫外線が大きな影響を与えているんでしょうか。
それとも、体力を維持できない、ひ弱な若者が増えたんでしょうかねぇ〜………。

そう言えば一時期、「日本人の平均寿命は40歳代になる」っていう説が唱えられた時があります。
その理由は、「肉中心の食生活」と「排気ガスなどによる環境汚染」、そして「冷暖房の普及、清潔な家屋で生活をしているために生じる免疫力の低下」などです。
戦争時代という苦境を生き抜いた人たちが、飛躍的に伸ばした日本人の平均寿命ですが、今の若者が生きている環境は、あまりにも素晴らしすぎて、生きる力そのものを低下させるのにふさわしいんですね。
だから、50歳まで生きられる人間がどんどん減っていく………、あながち冗談とも言えない話です。

でも、皮肉で考えれば、これで年金問題も解消かな?

ホント、この程度の暑さでヒィヒィ言っていたら、戦争時代を生き抜いた人たちに大笑いされるかも知れませんね。