有料ドッグビーチ

『犬専用ビーチ海開き

今朝の新聞に、こんなタイトルの記事が載っていました。
以前からいろいろなブログで茶化されたり、話題になっていたこのビーチが、岡山県玉野市・出崎海水浴場に、ついにオープンしました。
犬専用というコトバが、いろいろな意味で、飼い主の方々に安心感を与えているみたいですが、裏を返せば
「犬は人間様と一緒にビーチにいてはいけない」と、犬を隔離させて儲けようとしているだけなんじゃないかなぁ〜。(ちょっと屈折した意見ですみません。マジにそう思ったモノですから)

それに納得した飼い主の方々が、人間ひとり500円、犬一頭1,000円という料金を支払って、そのビーチで楽しい時間を過ごす………、なんとも素晴らしいけど、情けなくてどうしようもない話です。

犬にはライフジャケットまで用意されているんですって。

そもそもそのビーチを管理しているのは岡山県玉野市などの公共団体ではなく、株式会社 林原(http://www.hayashibara.co.jp/)という個人企業です。
海水浴に訪れたお客さんから、駐車料金や「海の家」の利用料金を徴収するのならともかく、ビーチそのものを利用するのにお金を取るなんて、なんとなく不思議です。
海水浴場自体が、この企業の持ち物みたいですけど、こんなコトってできるんですねぇ〜。
ビーチは個人の所有物には成り得ないと思っていました。

この夏、いったい何匹の犬がこのビーチで楽しい思い出をつくるのでしょうか。犬を、こんなコトをしてまで泳がせたいなんて、飼い主の方々にとっては、それもひとつの愛情表現なんでしょうけど………、ちょっとねぇ〜。

ちなみに犬を飼っている知り合いと、この話をしたんですが、こんなコトを言っていました。
「発想そのものはペットも泊まれるホテルみたいで、的を射ていると思うけど、お金を取るなんてのは足下を見られているよ。本当の犬好きがオーナーだったら、ビーチの一画を無料で開放するんじゃないかなぁ〜。お金は入場料ではなく、ここでしか食べられない餌とかで儲ければいいのに………。ちょっとえげつない感じが見え見えで、イヤだなぁ〜」

意見は人それぞれですが、この有料ドッグビーチを好意的に受け取れる人って、あんまりいないと思いますね。
なんたって海は「(犬も含めて)みんなのもの」ですから。