被害妄想の「コラム」

新聞や雑誌、インターネットなどに氾濫しているエッセイや日記。
ぼくのこのブログも氾濫している中のほんのひとつに過ぎないんですけど、ネットで公開されている日記の中には、明らかに勘違いしているモノがあります。
自らの駄文を「ジョーク」と言いながら、「コラム」として紹介している、本当にワケのわからないサイトがあるんですよ。
文章も下品で、これは「ジョーク」でも「コラム」でもない、ただの雑文です。
本人は未だ「コラム」だと信じて下品な文章を執筆しているんですが、それはそれで、読みたい人だけ読めばいいので、ぼくがあれこれ文句を言う筋でもありません。

そう言えば、Yahoo! が企画しているWeb雑誌でも、「世の中には変わった考え方をする人がいるものだ」と、思わず呆れてしまった「コラム」(正確にはコラムというよりエッセイですね)が掲載されていました。

その自称「コラム」には、

「例えば私たちは皆、自動販売機でタバコ・ジュース等を購入する度に、商品を足元へ放り落され、それを深々と頭を下げさせられながら拾わされても怒ったりしません」

という、実にヘンテコリンな文章が書かれているんです。
自動販売機を、そんな風に卑屈に捉えるなんて、かなりヘソが曲がっているいうか………、自動販売機をそういう考え方で見るコト自体、たいへん歪んでいます。
普通ならそこまで考えませんし、多くの人は、ちゃんとしゃがんでジュースを取り出します。(特に女性や腰を痛めているお年寄り)
自動販売機にアタマを下げるなんて………、きっとこの文章を書いたライターは、物事を違った角度から見て、常に被害妄想に襲われているような人生を送っているんでしょう。

その自称「コラム」には、こんな文章もあります。

「例えば私たちは皆、一方通行や一時停止など禁止指定交通標識の必ず向こう側で待ち構えている公僕に対して、何故、納税者の安全の為、手前で“抑止”に努める事をしないのか?
と問い質したりする事はしません」

そりゃあんた、問いただす方がおかしいですよ。
自動車の運転者は常に危険を回避するため、禁止指定交通標識等に目配り気配りをするのが一般常識です。
交通標識がないのならともかく、それを棚に上げてそんなコトを書くなんて………。
やっぱこのライター、大した被害妄想者です。

このライターが書いている自称「コラム」、なんとなく文章が読みにくいんです。
きっとYahoo! から原稿料をもらているかと思うんですが、だったらもっと読みやすくて、納得できる「コラム」を書いて欲しいですね。

ちなみにこのWeb雑誌、アドレスはここ。http://promotion.yahoo.co.jp/charger/column/column.php