宇宙戦争

世界同時公開された、スピルバーグ監督の超話題作『宇宙戦争』を観てきました。
どんな宇宙人が登場して、どんな風にハッピーエンド(?)が展開されるのか、とても楽しみにしていたんですけど、とにかく怖かったですね。
地球を壊すためになり振り構わず暴れまくる宇宙人………、正直あそこまで怖いとは………。

演出はもとより、カメラワークも音楽も、トム・クルーズをはじめとした俳優たちも、とにかく一流のスタッフたちがこれ以上ないリアルな「怖さ」を見せてくれました。

スピルバーグ監督が言っていた、
「家族を愛することが、戦争をすることよりもはるかに重要であることをわかってほしい」
という、親子愛がどうのこうの、そんな甘っちょろい言葉では済まされないほど、人間の本心が描かれていて、心理的にも怖かったです。
もしも自分がトム・クルーズの立場だったら………、宇宙人のマシーンが登場した10秒後には死んでいるでしょうね、きっと。

エンディングに関しては、感動をじっくり味わう間もなくエンド・スクロールが流れてしまったという気がして、ちょっと物足りなかったんですが、その感じ方は人それぞれかと思います。

ところで、余談ですけど、劇場で買ったパンフレットには、スピルバーグ監督がPower Bookを手にしている写真が載っていたり、トム・クルーズの長男役を演じているジャスティン・チャットウィンが、劇中でiPodを聴いていたりと、『宇宙戦争』でもアップル製品が登場していて、とてもうれしかったですよ。