交渉人・真下正義

今年9月に正式に閉館が決まった地元の映画館で、話題の『交渉人 真下正義』を観てきました。
前評判(……といっても、ほとんどがフジテレビの番組内での紹介。特に、『とくダネ!』の小倉さんが言っていた「踊る大捜査線よりもおもしろい」という感想をマジに信じていました)がよかったので、とても期待していたんですよ。

JR福知山線脱線事故から今日でちょうど1カ月目というコトもあって、ダイヤが絡んだシーンには、ニュースで報道されたあの事故現場が、スーッとアタマを過ぎりましたね。
その上、映画の協力として『JR西日本 大阪支社』がクレジットされていたのも、なんとも皮肉でした。

でも、こうして無事に公開されていますので、なんの問題もないんでしょうけど………。

映画自体は普通でしたね。
なにひとつ感動しなかった映画を観たのは、本当に久しぶりでした。
悪い意味ではなく、サスペンスとして、ストーリーのおもしろさだけを追いかけた映画ですので、それなり楽しめました。
セットも素晴らしかったし。

それにしても、犯人の素性に関するエンディングが、なんとも中途半端でしたね。
次回作『容疑者 室井慎次』につながる伏線なんでしょうか…………。

見終わった時、こんなにスッキリしない感情になったのも、ホント、久しぶりでしたよ。