世界がもし100人の村だったら

フジテレビで放映された『世界がもし100人の村だったら 3』。
最初から見ようとしていたワケではなく、偶然テレビのスイッチを入れたら、ゴミの山で生きている子どもの映像が目に入り、最後まで見入ってしまいました。

日本では考えられない環境の中で、自分なりの信念をしっかり持って生きている子どもたち。
なんとかしてあげたいと思いながらも、やはり「募金」というカタチでしか気持ちを伝えられないその現実に、なんとなくやるせなさを感じたりしましたね。

このような「せつない現実」をテーマにしたドキュメント番組を見るたびに思うんですが、なぜゲストのタレントが必要なのか………、ゲストが泣くシーンや、どうでもいいコメントなんか必要ないんじゃないか………、そんな風に思ってしまうんですよ。

「せつない現実」を淡々と伝えるだけの方が、インパクトが強いんじゃないかなぁ〜。
裕福な生活をしているであろうタレントたちが、コメンテーターとしてなにか意見を言ったりするたびに、「せつない現実」が「仮想現実」になってしまうような、そんな危険を感じたりしています。

今回見た『世界がもし100人の村だったら 3』、ゲストのタレントに支払うギャラがあったら、あの子どもたちが生きている世界に少しでもお金を回して欲しい………、そう思いました。
現実として、そんなコトをしたら番組スポンサーが納得しないでしょうけどね。

でも、この番組を見て、幸せを測るものさしが、確実に短くなりました。今だけかも知れませんけど………。