卒業ソング

YAHOO!のWebサイトを見ていたら、「『金八』からまた卒業歌の新定番」という記事が紹介されていました。
3年B組金八先生』の挿入歌で、熊木杏里さんが歌う「私をたどる物語」が、卒業ソングとして大反響を呼んでいるという内容でした。


関連サイトとして、はてなダイアリーのキーワード、「卒業ソング」にもリンクが貼られていましたので、ご覧になった方も多いかと思います。

その、はてなの「卒業ソング」には、たくさんの卒業をテーマにした楽曲がリストとして紹介されています。
ぼくたちの世代には懐かしい、ユーミンの『卒業写真』から、最近、長男がよく聴いているガガガSPの『卒業』まで、こんなに多くの卒業をテーマにした歌があったなんて、改めてビックリしましたね。
紹介されていた曲のほとんどが、シングルとして発表されていますので、アルバムの一曲として収録されているものまで含めたら、もっともっと、たくさんの「卒業ソング」があるかと思います。

そんな中で、ぼくが一番好きな「卒業ソング」、それは林原めぐみさんの『〜それから〜』という曲なんです。(正確には、「卒業後」をテーマにした歌ですけど)
彼女のアルバム『ふわり』(1999年)に収録されている曲で、ちょっと地味めなんですが、なんとなく気持ちよく「学生」の頃を思い出させてくれるんですよね。

詞を書いたのはMEGUMI(林原さん本人のペンネーム。あのアイドルではございません)。
曲は佐藤英敏氏。

メロディもジーンとくるけど、歌詞がこれまた生々しいんです。
その一節を引用させていただきます。

「今君の声が聞きたいよ
毎日会っていたのに
これからはわざわざ会わなくちゃ
もう逢えないんだね」

何気ないフレーズですが、卒業という別れのせつなさを端的に表現していて、ストレートに心に届きます。
ぼくにも同じような経験があるから、なおさらそう感じるのかも知れません。
片想いのまま迎える卒業ほど、悲しくてせつないものはありませんからね。
希望を讃える「卒業ソング」もいいけど、やっぱせつない「卒業ソング」の方がぼくは好きだな。

ぼくが声を聞きたいあの人は、今どこで、どんな生活を送っているのかなぁ〜。って、ふと思いをはせております。