十日町雪まつり

miyajimac2005-02-20

昨年発生した新潟県中越地震。その被災地のひとつである十日町市で、『第56回 十日町雪まつり』が開催されました。
いつもなら雪上ステージを中心に、カーニバルや歌謡ショーなど、たくさんのイベントが催されるのですが、今年は例の災害で多くの方が亡くなったり被害に遭遇しているということもあり、かなり自粛したおまつりになりました。

自粛されたとは言え、それでも市民の方々を中心に設営されたコミュニティ広場などには、たくさんの家族連れが訪れ、多くの笑顔で賑わっていました。
こんな時だからこそ、逆に活気のあるおまつりを企画して、元気のある十日町を内外にアピールして欲しかったような気もします。でも、たくさんの被害を目の当たりにした市民の方々にとっては、未だそんな平常心を取り戻すことはできないんでしょうね、きっと。

さて、我が家では毎年のように、この雪まつりを見に出かけています。
息子たちがまだ幼い頃は、戦隊ショーや雪のすべり台など、結構参加できるイベントもあったのですが、最近はもっぱら散策するのがメインです。
雪まつりに盛り上がっている町並みの散策するだけなのですが、それがまた、なんとなく楽しくてね。
でも、さすがに今年は盛り上がりに欠けていましたね。(写真は市民の方が沿道に作ったちびまる子ちゃん雪像です)

そしてもうひとつの楽しみ。
それは、十日町の名物であるへぎ蕎麦を食べながら熱燗を飲むこと。
子どもたちも「お父さんにとって年に一度の楽しみ」をよく理解してくれて、イヤとも言わず付き合ってくれます。
正直、この日のために一年間生きているといっても過言ではないくらいです。
程よい酔いを醒ましながら、子どもたちとたわいもない話をして街を散策する………、それがまた気持ちいいんですよね。

そんな長男もこの4月から高校生になります。たぶん来年はこうして家族揃って出かけることができないかも知れません。
そう思うと、なんとなく寂しくもありますが、あと5年もすれば一緒に飲めるかなぁ〜って思うと、逆に楽しみでもあります。
親離れをして行く子どもたちと、なかなか子離れができないぼくと女房、今がいちばん複雑な時期ですね。


追記:
高校受験を控えた受験生が雪まつりなんかで遊んでいるなんて不謹慎だ………と、思われる。
と、女房からご意見をいただきました。
一応長男の名誉(?)のために書いておきますけど、彼はすでに推薦で県立高校に合格が内定していますので、こうしてのんびりしておるわけです。