ホームラン軒

加ト吉のホームラン軒

数あるカップ麺の中でも、ぼくが一番好きなのがカネボウフーズの『ホームラン軒』です。
昨年、産業更正法の適用によりカネボウ自体が縮小化され、『ホームラン軒』がなくなってしまうという報道が流れました。
これには困ってしまいました。
まさに吉野屋の牛丼と同じでございます。
買い溜めをしようかと思いながらも、すっかり忘れていました。
他のカップ麺には決してマネをすることできない、あのおいしいスープと縮れた麺のマッチング、あの味はもう食べられないんでしょうか………。

そう思っていたのも束の間、いつしかその存在すら、すっかり記憶の外に行ってしまった『ホームラン軒』。


ところが今日、近所の食品スーパーに買い物に出かけたら、『ホームラン軒』が山積みされていました。
そして、POPに書かれていたメーカー名は、カネボウではなく、あの冷凍食品の加ト吉
なんと、あの名作カップ麺、そのまま加ト吉に受け継がれて販売されていたんですねぇ〜。
マジに知らなかったです。
おいしいものはちゃんと後世に受け継がれるんですね。

でも、カネボウ時代、パッケージのフタに書かれていた、手書きのイラストとキャッチコピーがなくなってしまったのは、ちょっとだけ残念。
ラーメンの写真よりも、ずーっとおいしそうだったのに………。

でもでも、またあの味を楽しめることができて、ひと安心です。
ぼくにとっては、吉野屋の牛丼復活よりもうれしかったです。