詐欺請求撲滅委員会

先日お伝えした「ワンクリック詐欺」。
6万円の請求を促すメールがいつ届くかなぁ〜って、ドキドキしながら待っているのですが、なかなか送られてきません。

そのかわり、これまた変なメールが届きました。
無料で女性を紹介してくれる出会い系サイトからのお誘いでございます。
メールの冒頭には、こんな一文が。

ワンクリック詐欺や不正督促は一切ありません!
詐欺請求撲滅委員会No.000023」

なんなんでしょう、この「詐欺請求撲滅委員会」って。
業界内の自主規制を管理する団体でしょうか?

ちなみに「詐欺請求撲滅委員会」をGoogleで検索したら、当然ながらそんな団体は実在せず、検索されるのは、このメールを茶化したブログがいくつか見つかっただけです。
どうやらこの「詐欺請求撲滅委員会」、会員はNo.000023以外には、いないみたいです。

さらにこのメールの最後には、

「お求めの情報をどこよりも早く(国際情報局)
…嗚呼無料」

というコトバが記されておりました。
「詐欺請求撲滅委員会」だとか「国際情報局」だとか、なんかよくわかりませんねぇ………。



そうそう、ワンクリック詐欺を企てているメールには、こちらのメールアドレスを管理する技が使われているということを、今さらながら知りましたよ。
自分がそんな目に遭うまでは気にもしていませんでした。
それは、メールに記載されているWebサイトのアドレス表記。

アドレスの末尾に、「id=abcdefg12345」とか、「code=abcdefg12345」という長い英数字が書かれてある場合、ほとんどがあまり好ましくないサイトのようです。
この長い数字が、アクセスをした人のメールアドレスなどの情報で、より詐欺をリアルにしているんですね。
ぼくもいくつか試してみたのですが、長い数字が書かれているWebサイトには、必ず「利用規約」があって、「お客様の利便性を優先した後払いシステムを採用しています。トップページの画像をクリックすると有料会員に登録され利用料金2万8千円が発生します。有料コーナーの利用期間は30日以内です」というお馴染みの文章が記されていました。

メールに長い英数字のWebアドレスが書かれていたら、クリックしない方がより安心ですね。