NHK受信料不払いに思うこと

たび重なるNHKの不祥事を受けて、
「受信料不払い件数が1月末段階で39万7000件に達した」とか、
「病院の貸しテレビ団体が、年間受信料約40億円の支払いを凍結することを決めた」とか、
受信料の支払いを拒否する流れが大きくうねっております。

確かにあれだけの不祥事やずさんな対応を目にすれば、払わなくて済むモノなら払いたくない……、という気持ちもわかります。

最近の世論では、NHKはもう要らない……、NHK民間放送にしてしまえ……、などといった無責任な発言まで飛び出していて、一部のだらしない人たちのせいで、NHK自体の存続も危ぶまれています。
なんとなく今の日本そのものによく似ていますねぇ。

でも、このまま不払い者が増え続けたら、NHKが「国営放送局」になってしまう可能性もあります。
そうなったら、放送コードが狭くなるというよりも、受信料が「税金」というカタチで徴収されたり、テレビを一台買うごとに「特殊税」として付加されてしまうかも知れません。
こうなったら逆に大変です。
見たくもない番組に税金を払うワケですから。
それも税金になってしまったら、安易に滞納もできません。

ま、こんなコトにはならないかと思いますが、もしもの事態に備えて、NHK側は自ら謝罪の気持ちを「期間限定・受信料割引セール」みたいなカタチで、視聴者に平均的にサービスした方がいいんじゃないかなぁ〜。

ぼくはNHKの番組、あんまり見ていないんですが、大きな災害や事件があったときには必ずチャンネルを合わせます。
深夜遅くまでリポートしてくれますし、じっくり情報を押さえられますからね。
それに「NHKアーカイブス」や「プロジェクトX」など、興味深い番組もいくつかあります。
中には、くだらない番組もありますが、基本的には今のままでいいと思っています。
視聴率を無視できるこの姿勢、国営じゃないからこそ伝えられる真実………、初心に還ってもらうためには、職員ひとりひとりが、「NHKの真のオーナーは国ではなく、一般市民である」というコトを改めて理解しなくてはいけません。
オーナーのひとりとして、我が家は受信料を払い続けますよ。
NHKに対してのプレッシャーです。(って、気付いてくれたらいいんですけどね)