自殺と喫煙の因果関係

喫煙の本数が多いほど自殺の危険性が高い………という調査結果が厚生労働省から発表されました。
自殺した人の血液中のニコチン濃度を分析した結果で、ニコチン依存がうつ病の危険性を高めるらしいですね。
一日の喫煙本数が20本以下なら心配なくて、30〜40本だと1.4倍、40本以上は1.7倍になるんですって。

こういった調査結果を見るたびに、自殺した人たちの生活環境や性格の統一性を疑いたくなります。

家族構成や仕事の内容、持病の有無、人生に挫折感を感じているか、自分を活かせる趣味はあるか、などなど……、それぞれいろんな環境や考えを持っているワケで、資産家で仕事も順調、毎日楽しい生活を送っていれば、一日100本タバコを吸っていても、自殺なんて考えないかも知れません。

「人生」の背景がバラバラの人たちをサンプリングして、ひとつの結果を出すコトに、なんとなく納得行かないんですよ。

先日報道されたの「喫煙シーンが登場する漫画」といい、どうもタバコに対する意識が過剰になっているようです。

でもまぁ、喫煙するコト自体が自殺行為ですから、ひとつの戒めだとは思うんですが…………。

こんな調査に金を使うくらいなら、厚生労働省の主催で
「1日20本以上喫煙している人、三日で禁煙できたら1万円」
くらいの懸賞キャンペーンでもすればいいのに。
変な調査結果で間接的に禁煙を訴えるより、喫煙者がぐ〜んと減りますよ、たぶん。

でもでも、喫煙者が減ったら税収も減るから、また消費税が上がるかな?