ドラマのよさは、役者で決まる

1月15日に放映された『ごくせん』(日本テレビ)、すごい視聴率を取りましたねぇ〜。
初回で26.5%………、日本テレビの初回視聴率としては、歴代5位というコトで、このドラマに対する(視聴者の)期待の大きさが伺えます。

ぼくも見ましたけど、シンプルなストーリーで、とてもおもしろかったです。
原作がコミックだというコトもあって、やや大げさな設定ですが、それでも全然違和感がない。
すべては仲間由紀恵の演技力によるんでしょうね。
主役が仲間由紀恵じゃなかったら、きっとどこかシラケちゃったかも知れません。
それにしても仲間由紀恵のパワーはすごい。見事に引き込まれました。

主役のよさで盛り上がったといえば、昨日の『不機嫌なジーン』(フジテレビ)もそうでしたね。
竹内結子じゃなかったら、全編に流れる心地よいテンポも生まれなかったんじゃないでしょうか。

このふたつのドラマ、伏線を絡めた連続ドラマでありながら、一話ごとに区切りがあるのもいいな。
忙しい毎日を癒してくれて、 見終わったあと、なんかスッキリします。

それに比べて『優しい時間』。
倉本聡というビッグネームに、役者が負けているような気がしましたね。
寺尾聡のよさが全然見えなかった………。
他の出演者も、『北の国から』を意識して演じているような気がして、途中からどうでもよくなってきました。
「行間」が多いドラマは、すでに『北の国から』が極めましたので、もう少し違った演出を見たかったです。

おっと、つい、いい気になって偏見を述べてしましました。
その他にもおもしろそうなドラマがたくさんスタートしましたが、ぼくはどちらかというと「役者」でドラマを見てしまう質なんですよ。
もちろんストーリーも大切ですが、いい役者が出演を決めたドラマがつまらないワケがない………という、これまた偏見を持っているんです。
……………例外も多くありますけどね。