キューティーハニー

キューティーハニー [DVD]庵野秀明氏が監督した『キューティーハニー』をDVDで見ました。
新世紀エヴァンゲリオン』に登場してもおかしくないような、クールな庵野版・ハニーを想像していたんですが、佐藤江梨子のぽっちゃりとした顔と同じように、かなりホットなハニーに、なんか安らいじゃいました。

ぼくは不覚にも原作は読んでいませんので、『キューティーハニー』の世界観や設定など、全然わからない状態で鑑賞したんですが、なるほど……と納得させるだけのインパクトがあって、十分楽しむコトができましたよ。

「記憶」と「愛」……、人間にとって不可欠なその要素を、アンドロイドのハニーを通して、とてもわかりやすく表現されていて、普通だったら臭く感じるシーンも自然と流すコトができました。
でも、結構ムダっぽいシーンも多々あったような気もしますけどね………。

新世紀エヴァンゲリオン』では、「みんな死んでしまえばいいのに」という過激なキャッチ・フレーズのもと、どちらかといえばマイナス志向の複雑な「愛」が取り上げられていましたが、『キューティーハニー』では驚くくらいプラス志向の、ストレートな「愛」が表現されていて、庵野監督もそれなり落ち着いてきたのかなぁ〜って、なんとなく安心しました。

それにしても及川光博のキャラクター、ハマっていましたねぇ〜。
佐藤江梨子の魅力も存分に発揮されていて、のんびりと時間を過ごすには最適な作品です。
「よ〜し、見るぞぉ〜!!!!!!」って、意気込んで見る作品ではありませんので、どうぞご注意ください。